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アイファイ、Wi-Fi機能付きSDカード「Eyefi Mobi」にクラウド機能追加

Eyefi Mobi

 アイファイジャパン株式会社は15日、Wi-Fi機能付きSDカード「Eyefi Mobi」シリーズを一新し、新たにクラウドサービスを日本語対応させ提供開始した。

 新たに提供するクラウドサービスは、Eyefi Mobiで撮影した写真をそのままクラウド上にアップロード、そしてiPhoneやiPad、Android、Windowsアプリで自動的に同期するというもの。いずれのデバイスでも写真のタグ付けなどの管理を行なうことができ、その情報もクラウドによって自動的に共有される。

 写真をアップロードすると、オリジナル、長辺が2,048ドット/1,280ドット/640ドットの3種類のJPEGが生成され、iPhoneやAndroidデバイス向けには、画面解像度に合わせて最適なサイズのものがダウンロードされ、デバイス容量を圧迫しないよう配慮している。

 また、写真をTwitterやFacebook、Google+などに直接共有可能なほか、URL付きで複数の写真を他者と共有でき、アルバム単位での共有ではアルバムの更新なども自動的に反映されるようになっている。

 利用料は年間5,000円で、容量は無制限。Eyefi Mobi購入者には90日の無制限利用権が付属する(複数枚の場合それに応じて増やせる)。さらに既存のEyefi Mobiユーザーも新アプリをダウンロードすることで90日間無料で利用できる。ただし、既存のEyefi Mobiアプリとは共存できない。90日後有料メンバーを継続しない場合、転送と整理のみは利用可能で、同期と共有(ただし別の方法を利用すれば可能)は対応しない。

 サービスの展開に合わせてブランドロゴも一新。表記が「Eye-Fi」から「Eyefi」になるとともに、新たなロゴは写真家の目、カメラのフォーカス、そして接続(コネクション)をイメージしたものとなった。

 新ロゴが入ったEyefi Mobiカードは量販店で7月18日より販売開始する。価格は8GBが4,980円、16GBが6,980円、32GBが9,980円。

 15日に開かれた発表会では、同社CEOを務めるMatt DiMaria氏が出席し、サービスの概要を説明。「クラウドサービスの展開により、Eyefiは単なるハードウェアのベンダーから写真家向けのサービスを展開する会社へと変化する」などと語った。

Matt DiMaria氏
2013年6月にEye-Fi Mobiをリリース
ブランドのロゴと表記を変更
Eyefiクラウドが日本語ローカライズされた
撮影すると自動的にスマートフォンに転送され、クラウドを経由して家で閲覧できるようになる
どのデバイスでも自動的に同期される
URLによる共有機能を搭載
転送と同期の仕組み
整理した情報などもタグ付けを行なうことで同期できる
URLによる共有の仕組み
クラウドサービスを利用することで写真を一元管理できる
Eyefi Mobiユーザーは90日間フル機能を利用できる
既存ユーザーの対応。Eye-Fi X2ユーザーに関しては変更はない
新ブランドでEyefi Mobiカードを7月18日に発売する

(劉 尭)