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グーグル、いよいよChromebookを国内で発売

AcerのChromebook「C720」

 グーグル株式会社は14日、Chrome OS搭載ノートPC「Chromebook」を日本国内で企業、教育機関向けに発売することを発表した。

 Chromebookは、Googleが開発した独自OS「Google Chrome OS」を搭載するノートPCの総称で、海外では2011年よりAcer、ASUS、Dell、HP、Lenovo、東芝、Samsungから発売されているが、これまで国内では販売されてこなかった。

 今回の発表により、国内企業や教育機関向けにChromebook、Chrome管理コンソールを提供。Chrome管理コンソールを利用することで、組織内で利用する複数のChromebookの一括管理機能などを提供する。

 販売されるChromebookはAcer、ASUS、Dell、日本HP、東芝などの製品で、ソフトバンクテレコム株式会社またはミカサ商事株式会社(教育機関のみ)から導入できる。

 Chrome OS上で動作するアプリは「Google Chrome Apps」と呼ばれるWebベースのものや、Webサービスで提供されるものを利用するほか、ストレージもインターネット上のオンラインストレージを前提とする。これにより、Chromebookは本体を低価格に提供することができるのが特徴。

 6月25日(米国時間)に行なわれたGoogleの開発者会議「Google I/O 2014」では、ChromebookとChrome OSについても言及があり、Chromebookを始めとするChrome OS搭載デバイスが現在15機種あることを示したスライドでは、販売国として日本国旗が含まれていた。

 また、今後、Androidとの連携が強化され、Android搭載スマートフォンの通知をChrome OSのデスクトップ上で表示させたり、AndroidアプリをChrome OS上で動作させたりできるようになるアップデートが行なわれる予定であることが発表されている。

Google I/OでのChromebookに関するスライド

 なお、現在本件に関する発表会が開催されており、詳細は追ってお伝えする。

【15時15分追記】発表会詳細レポートを掲載しました。

(多和田 新也)