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ある仕組みでWeb会議時バッテリ駆動を30%延ばせる、Core Ultra搭載モバイル「レッツノートFV5」

レッツノートFV5

 パナソニックは、CPUにCore Ultra 7 165Hを搭載し、Web会議時のバッテリ駆動時間を最長30%延ばせる14型モバイルノート「レッツノートFV5」を直販のパナソニックストアプラス限定で発売した。価格は37万4,000円より。

 通常であれば法人向けや店頭モデル、直販モデルが一斉に販売開始されるのだが、今回のモデルはハイエンドユーザーが多いという直販から販売がスタート。CPUには国内メーカーで初というvPro対応のCore Ultra 7 165Hを採用する。

 筐体はほぼ旧モデルを踏襲するが、タッチパッドのリングが光沢なしとなり、指紋がつきにくく作業に集中しやすいデザインとなった。

 高性能を維持するデュアルファン放熱設計と、適切な電力チューニングによりCPUの特徴を最大限に引き出す「Maxperformer」を備え、2021年のCore i7-1165G7搭載の「FV1」から1.3倍の性能を実現したという。また、独立したNPUにより生成AIアプリの性能も向上し、GPUの改善によりグラフィックス性能も高まった。

光沢なしのリングとなった
Core UltraのvProは国内メーカー初
ブラックモデル
シルバーモデル

 Web会議に向けた機能面では、新たに内蔵NPUにより背景ぼかしなどのWindows Studio EffectsおよびインテルAIブーストが利用可能。内蔵カメラの標準機能により、逆光時でも顔を自動認識し明るく補正する。

 Web会議中のバッテリ駆動時間延長のために、「Panasonic PC快適NAVI」アプリの設定により、内蔵カメラのフレームレートを制限することでPCの処理データ量を削減することが可能になり、駆動時間を最大30%延ばせるという。

 さらに、マイクに入る雑音ノイズを軽減する「AIノイズ除去」、相手の話す声がはっきり聞こえる音圧の高いボックス型スピーカー、音質を向上する音響効果ソフト「Waves MaxxAudio」といった「COMFORTALK」機能も搭載する。

 HDMI出力は最大で4K/120Hzまたは144Hzに対応。76cmの落下試験、100kgfの加圧振動試験もクリア。バッテリは引き続き工具なしで着脱可能な方式となっているため、ダウンタイムを軽減する。セキュリティ面では「Secured-core PC」に準拠する。

 主な仕様は、CPUがCore Ultra 7 165H、メモリがLPDDR5X 32GB、ストレージに512GB/1TB/2TB SSD(セカンドSSDに1TB/2TBを選択可)、2,160×1,440ドット表示対応14型液晶ディスプレイなどを備える。

 インターフェイスは、Thunderbolt 4×2、USB 3.0×3、Wi-Fi 6E、Bluetooth、フルHD対応Webカメラ、指紋センサーなどを搭載する。オプションで4G LTE WANモジュールが選択でき、対応バンドは1/3/8/18/19/39/41/42。

 バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は約9時間。本体サイズは約308.6×235.3×18.2mm、重量は1.134kg。本体色はブラックとシルバーの2色。

【23時58分訂正】記事初出時、駆動時間を7時間としておりましたが、正しくは9時間です。お詫びして訂正いたします。

 キャンペーンとしてFV5購入者先着200名に対し、FV5専用ケース(テールグリーン色)をプレゼント。また、簡単なクイズに答えることで本体が3,000円引きとなるクーポンを贈呈する。