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EAスクウェア、ウルティマオンライン新バージョンを発表
サーバーも増設

リチャード・ギャリオット
「ウルティマ」シリーズの生みの親、ロード・ブリティッシュことRichard A. Garriott氏
10月1日 発売(ウルティマ オンライン ザ・セカンド エイジ)
1999~2000年冬発売予定(ウルティマ IX : アセンション)

標準価格:
5,800円(ウルティマ オンライン)
8,800円(ウルティマ IX)



リチャード・ギャリオット
自らロード・ブリティッシュの扮装で現われたGarriott氏
 エレクトロニック・アーツ・スクウェア株式会社は都内で発表会を開き、「ウルティマ オンライン」の今後の展開、およびRPGシリーズ「ウルティマ」の次回作について発表した。発表会では、ゲームの生みの親とも言えるゲームデザイナーのRichard A. Garriott氏(リチャード・ギャリオット)自らが解説を行なった。

 最初に、インターネットを利用したオンラインRPG「ウルティマオンライン」の今後の展開が発表された。

 10月1日から新たにニューパッケージが投入される。タイトルは従来と変わらず「ウルティマオンライン ザ・セカンド エイジ」だが、より初心者がゲームの世界に入りやすいような新フィーチャーが追加され、パッケージデザインも一新される。Garriott氏によれば、「現在、アクティブなユーザーが全世界に13万人以上存在し、毎週500人ほどの新規ユーザーが参加している。その1/3は日本のユーザーだ。我々はこの数字からコアユーザーにはすでに浸透したと考えている。今後はすそ野を広げていかなければならない」と発言。
 今回変更されたのは、ゲーム開始時に行なう職業の選択などのキャラクターメイキングの部分。この部分をよりわかりやすく階層化するなどの工夫が取り入れられたほか、ビジュアルを強化し男性、女性、肌の色など詳細な設定も簡単に行なえるようになったという。また、新規ユーザー用特別クエストの追加や、既存ユーザー(ボランティアで参加)が新規ユーザーに付き添い色々とナビゲートとする「コンパニオンプログラム」などが追加されている。
 このほか、E-mailのようにゲーム内においてプレーヤー間でメッセージの交換ができる“ウルティマ メッセンジャー”が新規機能として追加されている。新規パッケージは従来の9,800円から4,000円値下げされ、5,800円となる。

 これまで日本には4つのサーバーが用意されていたが、10月1日から5つめのサーバーが設置されることが発表された。新サーバー名は既存ユーザーから募集する予定という。

 同時にウルティマシリーズの最新作「ウルティマ IX : アセンション」に関する発表も行なわれた。ウルティマ IXは、3Dで構築された世界“ブリタニア”を冒険するロールプレイングゲームで、数年前から開発が進められているシリーズ最終章となる物語。フル日本語化され、発売はこの冬(1999年~2000年)を予定。価格は8,800円。
 発表会では最新のゲーム画面が公開されたが、迫力ある3Dグラフィックが展開。時間の経過や天候、四季によりリアルにグラフィックが切り替わっていく。また、ゲーム内には200名以上のキャラクターが生きており、それぞれが自分のスケジュールや目的に向かって生活しているという。

 PC WatchではGarriott氏のインタビュー記事を近日中に別途掲載する予定なので、そちらも楽しみにして欲しい。

□エレクトロニック・アーツ・スクウェアのホームページ
(8月16日現在、この製品の情報は掲載されていない)
http://www.japan.ea.com/index_front.html
□ORIGIN Systemsのページ(英文)
http://www.origin.ea.com/index_other.html
□Ultima Onlineの公式サイト
http://www.japan.ea.com/archive/uo/index.html
□「Ultima:Ascemsion」のページ(英文)
http://www.ultima-ascension.com/

('99年8月16日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]


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