カノープス株式会社は、DVのノンリニア編集が可能なビデオキャプチャボード「DVRaptor」を、10月下旬に発売する。価格は86,000円。対応OSは、Windows 95/98/NT 4.0。

　パッケージは、PCIバス用のDVキャプチャボードと、キャプチャ用ソフト「Raptor Video」、ビデオ編集ソフト「Media Studio Pro 5.0J Video Editon」が含まれる。DV端子を備えたビデオカメラと接続し、フルデジタルで動画や静止画を取り込み、編集が行なえる。コーデックは、同社のDVソフトウェアコーデックを採用しており、MMX Pentium 200MHz以上で動作する。

　キャプチャ用ソフトは、再生や停止など、DV機器のコントロールをデスクトップ上から行なえるほか、タイムコードで必要な範囲を指定し、自動的に取り込みを行なう「バッチキャプチャ」にも対応する。また、AVIの上限である2GBを超えるファイルに対応する「参照AVI方式」を採用。最大180分までの連続録画・再生ができるほか、複数ドライブにまたがっての記録も行なえる。

　DVキャプチャボードには、映像の入力モニタ用に、アナログのビデオ入出力端子（コンポジット、S端子）が用意され、DirectDrawのオフスクリーンオーバーレイに対応したビデオカードと併用すれば、PCの画面上で、480×360ピクセル、フルモーションの表示が行なえる。また、DVテープ内の映像から、インデックスを作成するソフト「RaptorNavi」も同梱され、日付、時刻などの情報から映像を管理できる。

　なお、オプションとして、デスクトップPCの前面に出入力端子を増設できる5インチベイ用のコネクタボックス「Raptor Bay」の発売も予定されている。

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/index_j.htm
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/press/dvraptor.htm

('98年9月21日)

[Reported by shiina@impress.co.jp]