【業界動向】

ハイエンドサーバ以外はOEM調達に切り替え
'97年第4四半期に、撤退による特別損失を計上

米Unisys、パソコンの自社生産から撤退

'98/1/6 発表(現地時間)

 米Unisys社は現地時間の6日、コスト削減策として、自社工場でのパソコン生産を中止することなどを明らかにした。一部、ハイエンドクラスのサーバは生産を継続するが、デスクトップとノート、ローエンドクラスのサーバはOEM調達に切り替える。OEM元は未定。

 今回の生産撤退により、Unisysでは、'97年第4四半期に特別損失1億2,500万ドルを計上する。また、設立時の会社合併による営業権償却費9億ドル、転換社債の前倒し償還費用4,200万ドルなど、計11億ドルの特別損失を計上するが「特別損失を除けば、収益は前年比300%以上アップしている」とし、利益率の向上や財政基盤の改善、株価向上策などの一環であることを強調している。

 なお、日本ユニシス株式会社は「国内の製造ラインは、当面現状を維持する」としている。

□Unisysのホームページ
http://www.unisys.com/
□ニュースリリース
http://www.unisys.com/AboutUnisys/PressReleases/1998/jan/01066392.html
□日本ユニシスのホームページ
(1月8日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.unisys.co.jp/

('98/1/8)


[Reported by seino@impress.co.jp]


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