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DSPベースのジオメトリエンジン

富士通、3Dグラフィック用の幾何変換プロセッサ「Pinolite」

'97/7 サンプル出荷開始

サンプル価格:3,000円

連絡先:
LSI商品事業本部 第二システムLSI事業本部 第一設計部
Tel.044-754-3426

 富士通株式会社は、3Dグラフィック用幾何変換プロセッサ「Pinolite」のサンプル出荷を開始した。株式会社富士通研究所と共同開発したDSPベースのジオメトリエンジンで、2Dチップとのインタフェースを内蔵しているPCIブリッジ経由で行なうため、原理的にはPCIのインターフェィスを持つものであれば、どの2Dチップとの組み合わせも可能。また、PCIブリッジを持つ他の3Dチップと組み合わせて機能を分担することもできる。処理性能はグーローシェーディング時で50万ポリゴン/秒。主にDirect 3D対応の2D/3Dグラフィックアクセラレータボードへの組み込み向けに販売される。

 サンプル価格は3,000円で、量産開始は9月、販売目標は月間30万個。現在は各サードパーティに採用を働きかけている段階で、8月頃には搭載ボードが発売される見通し。今後は、AGP対応チップの開発も行なうという。



□富士通株式会社のホームページ
http://www.fujitsu.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1997/Jul/2.html

('97/7/2)

[Reported by shiina@impress.co.jp]


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