CPUクロック上昇進む、2GHz台が中心に


 今回の「PC Watch読者環境調査」のアンケートでは、5,521人の方からのご回答をいただきました。アンケートにご協力いただきまして、ありがとうございました。

【総評】
 今回の調査では、CPUクロックの上昇がめざましく、初めて「~2.4GHz」が最頻値となった。また、HDD、メモリの大容量化傾向も続いている。
 周辺機器では、マルチフォーマット対応の書き込み/書き換えDVDドライブと、17インチLCDディスプレイが大幅に伸びている。
 接続環境はADSL/CATVの普及が一服したが、FTTHは引き続きポイントを伸ばしている。

【今回の最頻値】
    所有台数 2台、自作のデスクトップPC/AT互換機
  • OS:Windows XP Professional
  • CPU:Pentium 4
  • クロック:~2.4GHz
  • メモリ:~512MB
  • HDD:~200GB
  • ディスプレイ:17インチCRT、解像度~1,280×1,024ドット
  • インターネット接続:xDSL(フレッツADSL除く)
  • 家庭内LAN:構築している

□アンケート結果バックナンバー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/backno/survey.htm


所有台数・形状・形態

 所有台数・マシンの形状・形態については、従来同様、所有台数2台、自作のPC/AT互換機が最多数と大きな変化は無い。


パソコン所有台数人数比率
1台610人 11%
2台1,471人 26%
3台1,310人 23%
4台795人 14%
5台412人 7%
6台以上923人 16%


メインで使っているマシンの形状人数比率
デスクトップ(据え置き型)4,793人 86%
ノート728人 13%


メインで使っているマシンの形態人数比率
自作3,902人 70%
メーカー製(ショップブランド含む)1,619人 29%


メインで使っている機種とOS

 機種別ではPC/AT互換機が95%と、前回よりもさらに増えている。

 OS別では、Windows XP Professionalが5%伸びて42%となった。Windows XP Home Editionも合わせると56%となり、初めてWindows XPが過半数を超えた。

 Windows 2000とWindows 98は2位と4位を守っているが、比率は引き続き下がっている。


メインで使っている機種人数比率
PC/AT互換機5,257人 95%
Macintosh216人 3%
PC-9836人 0%
その他12人 0%


メインで使っているOS人数比率
Windows XP Professional2,360人 42%
Windows 20001,693人 30%
Windows XP Home Edition777人 14%
Windows 98(SEも含む)227人 4%
Mac OS X174人 3%
Windows Me132人 2%
Linux49人 0%
Mac OS 9.x以前43人 0%
FreeBSD22人 0%
Windows NT10人 0%
Windows 958人 0%
Linux、FreeBSD以外のPC UNIX5人 0%
Lindows OS(β版も含む)0人 0%
その他21人 0%
※2003年7月調査から「Lindows OS」を追加


CPU・メモリ

 CPUはPentium 4が35%と伸び、3分の1以上を占めた。Athlon XPとCeleron(Netburst)が微増し、Pentium IIIとCeleron(P6)が減少している。「その他」の回答のほとんどは「Pentium M」だった。次回からは独立した選択肢が必要だろう。

 CPUクロックは前回から大幅に向上し、「~2.4GHz」が最頻値となった。回答比率は13%で、前回の8%から大きく伸びている。2GHzオーバーの高クロック帯は前回の19%から32%へ伸び、約3分の1を占めている。


Pentium 41,971人 35%
Athlon XP1,181人 21%
Pentium III815人 14%
Celeron(P6コア)419人 7%
Athlon209人 3%
Celeron(NetBurstアーキテクチャ)192人 3%
PowerPC G4158人 2%
Xeon95人 1%
Athlon MP88人 1%
Duron77人 1%
PowerPC G355人 0%
Pentium II42人 0%
K6シリーズ41人 0%
Crusoe36人 0%
MMX Pentium20人 0%
C313人 0%
Pentium III Xeon6人 0%
i486以前(Am5x86、Cyrix 5x86も含む)5人 0%
わからない4人 0%
Pentium4人 0%
Pentium Pro4人 0%
PowerPC 601/604/603e/604e2人 0%
Opteron1人 0%
その他83人 1%
※2003年7月調査から「Opteron」を追加


わからない4人 0%
100MHz以下10人 0%
~200MHz18人 0%
~300MHz44人 0%
~400MHz80人 1%
~500MHz170人 3%
~600MHz152人 2%
~700MHz133人 2%
~800MHz258人 4%
~900MHz203人 3%
~1GHz392人 7%
~1.1GHz63人 1%
~1.2GHz197人 3%
~1.3GHz95人 1%
~1.4GHz216人 3%
~1.5GHz72人 1%
~1.6GHz213人 3%
~1.7GHz295人 5%
~1.8GHz305人 5%
~1.9GHz58人 1%
~2.0GHz394人 7%
~2.1GHz74人 1%
~2.2GHz144人 2%
~2.3GHz74人 1%
~2.4GHz753人 13%
~2.5GHz217人 3%
~2.6GHz384人 6%
~2.7GHz77人 1%
~2.8GHz154人 2%
~3.0GHz153人 2%
~3.1GHz86人 1%
~3.2GHz27人 0%
3.2GHz超7人 0%
※2003年7月調査より「~3.1GHz」、「~3.2GHz」を追加


 メモリの最頻値は引き続き「~512MB」だったが、前回の50%かから45%へ下がっている。それに対し「~1024MB」は15%から24%へと伸び、2位に上昇した。~1,024MBおよび1,024MB超のレンジを合わせると30%となり、大容量化が進んでいる。

 種類別では、DDR SDRAMが58%と過半数を占め、集中化が進んでいる。

メモリ容量人数比率
~64MB以下17人 0%
~128MB91人 1%
~256MB698人 12%
~512MB2,538人 45%
~768MB450人 8%
~1024MB1,363人 24%
1024MB超365人 6%


メモリの種類人数比率
DDR SDRAM3,225人 58%
PC133対応SDRAM(PC133)1,134人 20%
SDRAM(~PC100)706人 12%
RIMM273人 4%
わからない105人 1%
EDO48人 0%
ファーストページ13人 0%
VC SDRAM8人 0%
その他9人 0%


HDD容量・所有ドライブ・ディスプレイ

 HDD容量では、「~200GB」がトップで、前回から2%伸びている。「~40GB」と「~80GB」が減少する一方で、「~120GB」や「~300GB」が増加しており、すべて10%を占めている。大容量化は進んでいるが、進行は他の分野よりもゆっくりしている印象だ。

 搭載ドライブは、各種の書き込み/書き換えDVDが41%から53%へと増加している。しかし、単機能のドライブは横ばいから微減へ転じており、マルチフォーマット対応ドライブが大きくポイントを伸ばした。

 「その他」は、PD、USBフラッシュメモリ、各種メモリカードなど。

HDD人数比率
6GB以下34人 0%
~10GB70人 1%
~20GB257人 4%
~30GB240人 4%
~40GB559人 10%
~50GB67人 1%
~60GB400人 7%
~70GB46人 0%
~80GB603人 10%
~90GB62人 1%
~100GB219人 3%
~110GB48人 0%
~120GB578人 10%
~130GB39人 0%
~140GB139人 2%
~150GB78人 1%
~200GB877人 15%
~300GB590人 10%
~400GB258人 4%
~500GB124人 2%
~600GB55人 0%
600GB超179人 3%
※2003年7月調査より「~600GB」を追加


所有マシンの搭載ドライブ人数比率
CD-RW3,206人 58%
FDD2,881人 52%
DVD-ROM2,272人 41%
CD-RW/DVD-ROMコンボ1,564人 28%
CD-ROM1,404人 25%
MO1,242人 22%
DVD-R/RW867人 15%
DVD-Multi(DVD-RAM/R/RW)607人 10%
DVD±RW/±R492人 8%
DVD-RAM/R409人 7%
DVD+RW/R390人 7%
DVD-RAM276人 4%
ZIP163人 2%
スーパーディスク125人 2%
DVD+RW109人 1%
DVD-R100人 1%
DVD±RW/±R/RAM41人 0%
その他122人 2%
※2003年7月調査から「DVD±RW/±R/RAM」を追加


 ディスプレイは17インチLCDが13%を占め、前回4位から一気に2位に上がった。従来LCDは15インチがトップだったが、17インチが逆転した。トップは17インチCRTだが減少傾向が続いており、全体で見てもCRTとLCDの比率は接近してきた。

 解像度は「~1,280×1,024ドット」が48%でトップ。17インチLCDが伸びた理由の一端は、この解像度が表示できることだろう。

ディスプレイ人数比率
~17インチ CRT1,746人 31%
~17インチ LCD759人 13%
~19インチ CRT723人 13%
~15インチ LCD685人 12%
~16インチ LCD301人 5%
13.3インチ以下のLCD288人 5%
17インチ超のLCD259人 4%
~21インチ CRT244人 4%
15インチ以下のCRT221人 4%
~14インチ LCD148人 2%
21インチ超のCRT106人 1%
その他41人 0%


解像度人数比率
~1,280×1,024ドット2,669人 48%
~1,024×768ドット1,850人 33%
~1,600×1,200ドット558人 10%
~1,400×1,050ドット180人 3%
1,600×1,200ドット超101人 1%
800×600ドット以下73人 1%
その他90人 1%


インターネット接続環境

 常時接続率、家庭内のLAN構築率とも微増。無線LAN利用率は5%伸びて37%と3分の1を超えた。

 接続環境別では、ADSLとCATVが伸び悩み、光接続環境(FTTH)が増えている。FTTH全体では、前回の9%から13%と初めて10%を超えた。


接続環境人数比率
xDSL(フレッツADSL除く)1,701人 30%
フレッツADSL1,649人 29%
CATV818人 14%
Bフレッツ593人 10%
FTTH(Bフレッツ除く)199人 3%
集合住宅備え付けのインターネットサービス123人 2%
フレッツISDN(ISDN64Kbps)115人 2%
AirH"/b-mobileなどの定額制PHS88人 1%
56kbpsモデム83人 1%
ISDN 64kbps82人 1%
PIAFS(AirH"除く)11人 0%
高速無線アクセスサービス(Speednetなど)11人 0%
33.6kbps以下のモデム9人 0%
ISDN 128kbps(2B)7人 0%
FOMA2人 0%
OCNエコノミーなどの128kbps常時接続2人 0%
デジタル専用線128kbps以上0人 0%
その他28人 0%

xDSLなどのインターネット常時接続環境人数比率
使用している5,179人 93%
使用していない343人 6%

家庭内でLANを構築していますか?人数比率
している4,457人 80%
していない1,065人 19%

家庭内で無線LANを利用していますか?人数比率
している2,075人 37%
していない3,447人 62%


回答者内訳

性別人数比率
男性5,471人 99%
女性50人 0%


年齢人数比率
~15歳27人 0%
16歳~20歳249人 4%
21歳~25歳649人 11%
26歳~30歳1,313人 23%
31歳~35歳1,387人 25%
36歳~40歳945人 17%
41歳~45歳513人 9%
46歳~50歳229人 4%
51歳~55歳125人 2%
56歳~60歳39人 0%
61歳~65歳24人 0%
66歳~70歳12人 0%
71歳~75歳6人 0%
76歳~80歳1人 0%
81歳以上3人 0%

プレゼント人数比率
インプレス特製携帯電話型電卓4,075人 73%
不要1,409人 25%


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アンケート結果バックナンバー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/backno/survey.htm

(2003年8月6日)

[Reported by PC Watch編集部]


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